アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ラモン・ゼンハウゼン2年2か月ぶりの勝利 シャモニSL

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スイスのラモン・ゼンハウゼンが2020年12月アルタバディア以来の勝利でワールドカップ通算5勝目をあげました。

1本目トップはフランスのクレモン・ノエルでしたが、2本目のコース後半で転倒。地元フランスの盛り上がりは一気にしぼんでしまいました。

2位には45番スタートからAJ.ジニス。

以前はアメリカ国籍で出場していましたが、現在はギリシャ国籍です。

自身初の表彰台は2位。1本目23位から2本目でトップタイムをたたき出しました。ギリシャとしても初のW杯表彰台です。

5度に渡る膝の怪我を乗り越え、45番から表彰台2位は、同じ苦労人、ヨハネス・シュトロルツも自身のSNSで賞賛していました。

3位にはダニエル・ユール。今季4度目の表彰台です。

今日のレースは1本目30位がトップのノエルと+1.67秒と非常に僅差で、小さなミスも許されないレースでしたが、逆に言えばイコールコンディションで、大きなビブ番号の選手にもチャンスのあるレースでもありました。

実際にレジュースのコースも硬くしまっていて、朝は早々とスキーをあきらめ、アイゼン着用で撮影ポジションを探しました。

37番スタートの小山陽平はコース中盤のヘアピンをまたいでコースアウト。しばらく天を仰いで動けませんでした。

この悔しさはクーシュベルメリベル世界選手権で晴らしてほしいと思います。

64番スタートの相原史郎はノエルから+1.99秒の44位で2本目に進めず。2本目進出まで0.32秒及ばずでしたが、その実力は十分にワールドカップで戦えることを証明したタイム差だったと思います。

史郎はこの後、10、11日のスイス、ヤウンのヨーロッパカップSL2連戦に出場予定です。

最後の写真は表彰式終わりのスイスチーム集合写真。

もう恒例で、紙吹雪を飛ばす係もいたりします。ネイションズカップも独走状態で男子に限ると、オーストリアは2位の座をノルウェーに奪われそうです。

私は今晩はレズーシュに一泊、明日の朝、クーシュベルに向かいます!