2011年2月20日、ドイツ、ガルミッシュ・パルテンキルヘン世界選手権、湯淺直樹は6位入賞。
オリンピック7位入賞、世界選手権6位入賞、W杯3位表彰台の「トリプルクラウン」は日本人では他になし得ていない彼だけの栄誉です。
冒頭の写真の時は笑顔をくれましたが、表彰が始まった当初は仏頂面で不満そうでした。
加えて、当時のブログにもありますが、握手の後の開口一番は「すいません」。
表彰台の中央に立つグランジェまでは2本合計で+0.96秒。
「トリプルクラウン」の中では最もトップとのタイム差が少ない成績でしたが、本人は不満の残る世界選手権6位でした。
世界選手権といえば、2009年2月13日フランス、バルディゼール世界選手権でのGSも特筆すべきものでした。
予選を勝ち上がり、出場最後の75番から29位に入ってベルバルデのゴールを沸かせました。
W杯を含めても、後にも先にもGSに出場したのはこれが唯一のレース。
そのポテンシャルと共に、大舞台での強さも示してくれた湯淺でした。
写真を探している中でこんなものもありました。
2008年2月16日、スロベニア、クラニスカ・ゴラでのヨーロッパカップ。
若き日のマルセル・ヒルシャーを上回って4位。この時はチョコレートを手にニッコリ笑顔でした。
昔の写真を見ていると、湯淺の話題には事欠きませんが、今日はこの辺で。
私は明日、北京に発ちます。仕事の契約上、このブログで写真をお見せすることはできませんが、もし記事にでもなったらリンクを貼りたいと思います。
3週間、延慶(ヤンチン)の山に籠り、アルペンとスライディング競技を撮る予定です。
湯淺直樹ヒストリーの続きはまた帰国後に。