アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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小山陽平31位で2本目に進めず シュラトミング

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昨晩オーストリアのシュラトミングで行われた男子SL第7戦は、マルコ・シュバーツが今季2勝目、W-CUP個人通算3勝目をあげました。

60番スタートの小山陽平は1本目ゴール時点29位。

JsportsのLive中継を見ていて、残り11人で今日は2本目に進めそうと期待しましたが、62番のノエル・フォン・グリュニーゲンと66番のアレックス・リーバーに抜かれ、30位まで0.12秒及ばず、31位で2本目に進めませんでした。

写真はジオ撮影の小山陽平です。

今月の残りレースは今週末のフランス・シャモニでのSL2連戦。

昨日同様、昨年はあと一歩のところで2本目進出を逃しいるコースですので、今年は雪辱を果たし、自身初となるワールドカップ順位を記録してほしいところです。

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シャモニが終わると、翌週末はガルミッシュでの滑降とスーパーGを経て、2月8日からはいよいよ、コルティナ世界選手権が始まりますが、日本チームは誰が出場するのか、皆さんも気になるところだと思います。

SAJのHPで発表されている1月12日付の「主要大会参戦基準」内、世界選手権選考基準は以下のようになっており、この基準によると、現状、日本からの出場選手は安藤麻1人が確定しているのみです。(安藤麻SL33位、GS60位)

1、各種目(DH, SG, AC, GS, SL, PAR)において、2021年2月6日のレースまでにおけるWCSL60位以内の選手のうち、日本の獲得した出場枠に対し、WCSLランキング上位者より選出する。

2、パラレル混合団体(ミックスチームパラレル)の出場権利(WCネーションズカップスタンディング16位以内)を獲得し、かつ、1の基準で選考された選手数が、パラレル混合団体への必要人数(男子2名、女子2名)に満たない場合は、強化スタッフの判断により選手を選考し、強化・育成担当理事が承認した場合に限り、世界選手権への出場を許可する。

※出場種目は、強化スタッフの判断により決定する。
※感染症拡大の影響による試合中止や、渡航制限による試合出場不可などが発生したことにより、選考基準における適切な選出が難しい状況となった場合、強化スタッフの判断により1のレベルに相当する選手を選考し、強化・育成担当理事が承認した場合に限り、世界選手権への出場を許可する。

(ネイションズカップのスタンディングは現在、日本19位)

机上の「希望的観測」では、小山陽平がシャモニ2連戦のどちらかで27位以上となれば、WCSL60位にギリギリ滑り込みセーフの可能性はあります。

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前回2019年オーレ世界選手権は男子SLの出場はなく、GSで石井智也が24位の結果を残しました。

www.alpineskiphotography.com世界選手権に男子選手が出場しないというのは過去に例のないことだと思います。その点でも、小山陽平選手にはシャモニでの好成績を期待したいところです。