アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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雨予報のシュラトミング

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今朝のシュラトミングはどんよりと曇り空。あいにく、午後からは降雨予報です。

昨晩行われたビブドローで日曜に惜しくも優勝を逃したマルコ・シュバーツが1番スタート、アレクシ2番、クリストッファーセン3番、ノエル4番、ユールは7番スタートとなりました。

われらが日本チームは小山陽平が57番、大越龍之介が68番スタートです。SAJのHPには当初、小山陽平しか名前がありませんでしたが、翌日に赤字で大越龍之介の名が追加されました。

忘れられたわけではないと思いますが、21歳と若い小山陽平はともかく、31歳の大越龍之介はお尻に火がついた状態。

ここで結果を残せなければ、おそらく今シーズンのワールドカップ出場は新潟湯沢苗場が最後となるでしょう。

2月の6、7日、11日から14日で行われるファーイーストカップ(FEC)韓国シリーズ、2月末からの遠軽、阿寒の日本シリーズ、3月後半のロシア・サハリンスクでミニマムの15点獲得、あるいはカップチャンピオンを目指すことになるというのが現実的です。

それはつまり、来月からは来季2020-21シーズンを見据えた戦いとなるということで、全日本チーム内に生き残る日本人同士の熾烈な争いが待っています。

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もちろん、国内の争いに勝っていかなければワールドカップ出場はかないませんが、本来はここ欧州の地で、世界最高峰の舞台で、戦い続けていかなければならないのが「本筋」です。

近年はこの「負のサイクル」にハマったまま。

なんとか、今月最後のレースで希望の灯をともしてほしいと思います。

写真はキッツビュールでの大越龍之介。

追記:イタリアのスキー雑誌「Sciare」ウェブ版によると、2月12日から16日の中国Yanqingでのワールドカップ高速系が新型コロナウイルス蔓延のため、中止決定となりました。

雪不足以外でこのような中止決定は初とのことです。

翌週の新潟湯沢苗場の開催も日本国内のウイルス拡大次第では危ないかもしれません。