アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マティアス・マイヤー ラップ Wengen滑降トレーニングラン

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予報通り、雲一つない青空となった今日のウェンゲン、マティアス・マイヤーがラップをとりました。

ワールドカップ最長コース4,270m、第90回となるラウバーホーンレーネンの2回目トレーニングランのラップタイムは一昨日から1秒ほど上がり2分26秒80。

昨年の優勝者、ビンセント・キルリヒマイヤーの2分28秒36を1秒56も上回っています。

しかし、ご覧のように今年のフントショフのジャンプは例年に比べみなさん低め。

カッコよさ半減で、いっしょに撮っていたフランス、オーストリア人カメラマンといっしょに「ブーーーッ」と言いながら撮ってました。

そこで、写真の色を普段の「スタンダード」という設定から「風景」という設定に変えて撮ってみました。

実際の色より少し派手かなと思いながらも、ホテルに戻ってパソコンで表示してみると、本来の空の色により近いように感じます。

スタンダード設定の少し濁った感じの青空の色に若干不満があったので、変えて撮ってみて正解でした。

昔のポジフィルム風に言うならプロビア(RDP)ではなくベルビア(RVP)で撮ったような絵です。好みにもよりますけど、ここからフォトショップで少し彩度を落とすと丁度いい塩梅かもしれませんね。

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上の写真はインスペクションを行う明日ACの優勝候補、アレクシ・パンテュロー。

今日はトップとのタイム差+6.30ですが、明日はフルレングスではなく、フントショフの上部からのスタートのため、あまり参考にはなりません。

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そのパンテュロー、フントショフのジャンプは高くはないものの、割とカッコいいアクションで飛んできてくれました。

明日以降は曇り、その後降雪予報のため、今年のウェンゲンの青空はこれで見納め。また来年もいろいろ考えながらいい写真を撮るように努めます。

そんなこと言いながら結局、毎年写真いっしょじゃんという声がどこからか聞こえてきそうな感もありますが、熟慮の上、これがベストとの判断ですので、ご容赦ください。(笑)

なお、火曜日のナイトスラローム、フラッハウでエントリーしながら出走しなかった前田知沙樹選手ですが、連絡をとったところ、

「ウオームアップの時間を長く取りすぎてしまい、スタートに間に合いませんでした」としっかり返事をいただきました。

本人としても返事しにくかったでしょう。でも、ケガなどではなくて一安心。

クヨクヨせずに前を向いてほしいと思います。

明日はアルペンコンバインド、日本時間18時30分、滑降スタートです。