4日前にマドンナ・ディ・カンピリオでW-CUP2勝目をあげたばかりのダニエル・ユールが地元スイスでも見事な凱旋勝利です。
1本目のトップ5にスイスが4人入り、これ以上盛り上がりようがないぐらいの盛り上がりをみせたアデルボーデン、長らく低迷していたスイス技術系チームでしたが、ようやくアルペン大国復活といえる活躍をみせてくれました。
写真は勝利を決めた瞬間のダニエル・ユール。ゴールエリアの大観衆は地鳴りのような大声援で祝福していました。
私も随分長いこと、スイス選手がアデルボーデンで勝つ瞬間を狙っていましたが、このブログを始めた2007年1月にマーク・ベルトーが60番スタートから勝って以来、SLではほんとに長らくご無沙汰のスイス選手勝利でした。
ゴール直後のインタビューでは「アンビリーバブル」を連発していたユール。
地元スイスでの勝利は格別のものでしょう。と、同時に「マドンナマスター」ではなく、真のトップ選手として名乗りを上げたと言っていいでしょう。
表彰式では誇らしげにカウベルホーンを掲げたユール、おめでとうございます!
日本チームは小山陽平が56番スタートから+3.22秒の51位、大越龍之介が73番スタートからコース後半で途中棄権に終わりました。
厳しい戦いが続きます。
しかし、小山陽平はここまで、レビ、バルディゼール、ザグレブ、マドンナ・ディ・カンピリオ、アデルボーデンとすべて初めてのコースで最後まで滑り切り、(バルディゼール2本目はポールをまたぎましたが)健闘しているほうだと思います。
次は難攻不落、W-CUPのコースの中で最も難易度の高いといわれるウェンゲン。
今年はSLコースはゴール前に雪が少なく、コース変更も検討されたようですが、なんとか雪を運んで開催にこぎつけそうです。
ウェンゲンで2年連続、順位を残している大越龍之介とともに、来週も期待しましょう!
それでは、私は車で小1時間、ウェンゲンの定宿、ラウターブルネンのホテルまで移動します。