アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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安藤麻自身最高18位 キリントンSL結果

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師走最初の日曜日、アメリカ・キリントンで行われたW-CUP女子SL第2戦で安藤麻が自身最高の18位に入り、段階的な目標としていたワールドカップ20位の壁を突破しました。写真はガブリエル撮影です。

レースは地元のミカエラ・シフリンが2位ペトラ・ブルフォバに+2.29つける圧勝。3位にアンナ・スベン・ラルソンでした。

1本目、41番スタートの安藤麻は+4.57秒の24位で2本目に進み、7番スタートの2本目は全体10位のタイム、第三計時からゴールまでの区間はシフリンを0.03秒上回り全選手中トップタイムも記録しました。

1本目30位がラップタイムのシフリンと+5.02秒もの大差、61人中16人がコースアウトする荒れたレースを生き残り、自身最高の18位で13ポイントを獲得しました。

今季のセルデンでの彼女の滑りは、素人の見た目にも、大きかったターンの左右差が見られなくなったように感じていました。

まだまだ満足するような順位ではないかとは思いますが、いままでなかなか超えられなった20位の壁をシーズンSL2戦目で突破できたことは大いに評価できると思います。

次戦は年末のリエンツGSとSL。※追記:次戦は17日のクーシュベルGSでした。失礼しました。

28、29日の開催なので26日からの阿寒湖温泉での全日本選手権はスキップしてワールドカップに臨むことになるでしょう。

本人も全日本選手権でしか露出できないワンピースに付いたスポンサーさんのことを気にかけてはいましたが、今回の結果でそれも杞憂に終わることと思います。

安藤麻の主戦場はすでに日本国内ではなく、世界最高の舞台なのですから。

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一方、W-CUP2戦目の出場となった前田知沙樹は+6.02秒の39位で2本目に進めませんでした。彼女は全日本選手権に出場するためいったん帰国、その後年明けのザグレブ、フラッハウとW-CUPに参戦予定です。