アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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アレクシ・パンテュロー開幕戦を制す W-CUPセルデン

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アレクシ・パンテュローが19-20シーズンの開幕戦を制しました。W-CUP通算23勝目です。

今日も晴天のセルデン、無風の昨日と比べ、今日は少し風が吹き、またスタート位置が下がったりしないかと心配しましたが、無事「フルコース」でレースは行われました。

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2位にはパンテュローの僚友、シフリンとは別れたと噂の?マテュー・フェイブレ、3位にスロベニアのジャン・クランゼックでした。

そしてテッド・リゲティが16番スタートから5位に入り、次戦12月のビーバークリークでは第1シードに復帰、復活の狼煙をあげました。

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ほかに目立ったところでは40番からリゲティ直下の6位に入ったノルウェーのルカス・ブラッセン。(上の写真)

トピックとしてはマルセル・ヒルシャーの引退直後の「混沌」のシーズンの総合タイトルを狙ってGSにエントリーしてきた高速系選手のマティアス・マイヤー、アレクサンダー・オーモット・キルデがポイントを獲得し、ドミニク・パリスは獲得ならずでした。

日本チームは加藤聖五が55番スタートで出場。

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タイミング悪く、54番の選手がフラッグを吹っ飛ばして行き、45秒のインターバルでは直せずにポールにフラッグがなく「しまらない」写真になってしまったのでトリミング(写真の不要な部分をカットすること)してお届けします。苦笑。

彼自身、初のセルデンは、+4.49秒遅れの60位に終わりました。5秒つかなかったのは評価できるのではないかと考えますが、日本でテレビを見ていた皆様はどうお感じになられたでしょう。

FISポイント150位以内の制約が掛かった今シーズン、コンチネンタルカップの権利も韓国にもっていかれている現状、GSに出場できるのは加藤聖五だけなので、次戦もその次も継続して出場し、経験を積んでほしいところです。

2019-20シーズンも無事、開幕しました。

今季は2月に苗場でワールドカップが控えていますので、それまでに一人でも多くの日本人男子選手の活躍を期待したいところですね。

それでは、また。

私は明日、帰国の便に乗って帰ります。夏の黒さを引きずった顔がまたちょっと焼けてしまいました。笑