9月4日(日本時間5日)、総合8連覇の無敵の王者、マルセル・ヒルシャーがザルツブルグで引退会見を行いました。
2007年3月の最終戦でワールドカップデビュー、2009年12月バルディゼールでW-CUP初優勝。
そして2011-12シーズンに初めて総合のタイトルを獲ると、そこから昨季2018-19シーズンまで一度も他に譲ることなく8シーズン連続で総合王者の座を欲しいままにしたのでした。
そして先日、王者のまま引退発表。
9連覇を阻んだのは誰でもない、マルセル自身の決断でした。
おそらく今後、破られることはないであろう総合8連覇という偉業を残し、無敵の王者はピステを去ります。
30歳の彼が引退後の人生をどう生きるのか、私は別の意味でも興味が湧くところです。
共に戦った多くの選手や関係者、ファンやプレスがSNSで彼のことを語っていますが、当ブログでも今季開幕までマルセルの偉業を写真でふり返ってみたいと思います。
初回は冒頭の写真、2015年12月のマドンナ・ディ・カンピリオ。
コース後半の斜面の変わり目でスキーの浮き上がる場面を捉えたショットです。
アクロバティックでありながら安定感も感じさせる彼らしい一瞬だと思います。
その時のブログには「ドローン落下事件」の記述もありました。ぜひ再読ください。
また、同じ写真は
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