マルセル・ヒルシャーが2位クリストッファーセンに1.70秒もの大差をつけて圧勝しました。W-CUP通算48勝目、アルタバディアはなんと、2013年から5年連続の優勝です。
ヒルシャーはこれでGS24勝目でテッド・リゲティと並び歴代2位になりました。トップはレジェンド、インゲマルク・ステンマルクの46勝です。
3位はスロベニアのジャン・クランジェック。昨年もここアルタバディアで21番スタートから4位。
その後第一シードに定着し、今年の1月には韓国のヨンピョンファーイーストカップで優勝していました。(おそらくオリンピックコースを滑りたかったのだと思います)
SLはまだワールドカップではビブ番号は大きいですが、スロベニアの25歳は初の表彰台で一躍、注目を集めることになりました。
日本からは29歳、大越龍之介が74番スタートで出場しましたが、+5.57秒の55位で2本目に進めませんでした。
アルタバディアのGSも初出場でしたが、名物つづら折りの急斜面、グランリサ攻略はなりませんんでした。
それにしても当たり前のように勝ってしまうマルセルになんという形容がふさわしいでしょう。
本当に夏に骨折したのか疑いたくなるほどです。
それでも、勝利の瞬間の喜びようは昨季にはあまり見られなかった、派手な心の底からの咆哮のように思います。
この姿からマルセルの怪我から始まった今季にかける思いが伝わってきますね。
表彰式のシャンペンファイトも心なしか昨季よりはしゃいでいるように感じます。
明日はナイターでパラレルGSですが、アルタバディアからほど近いバル・ディ・ファッサではヨーロッパカップのSLがナイターで行われます。
膝の痛みでオベルエッゲンの出場をスキップした湯浅直樹が出場予定です。
私は明日の朝はゆっくり寝たいと思います。ではまた明日。