湿り気を帯びた小雪舞う中、今季の男子SL第1戦が行われました。
1本目、ラップを奪ったのはイギリスのデイブ・ライディング。
0.14秒差でノイロイター、0.18秒差でクリストッファーセンと続き、骨折から復帰のヒルシャーが4番手で0.46秒差につけました。
19番スタートの湯浅直樹は前半の緩斜面でバランスを崩し、1.92秒遅れの43位で2本目に進めませんでした。
52番スタートの大越龍之介も2.95秒遅れの59位に終わり、日本チームは2日続けて惨敗を喫しました。
上の写真はインスペクションを行う大越龍之介。
湯浅は今年もワールドカップで最も苦手とするコースを攻略できませんでした。
SLは次戦バルディゼールまで1ヶ月ほどありますので、膝の具合と相談しながら、しっかりと調整して欲しいと思います。
あと45分足らずで2本目開始です!
1本目ラップを奪ったデイブ・ライディング、2本目も途中までリードを広げる快走を見せ、ワールドカップ初優勝かと思われましたが、コース終盤でコースアウト。
その瞬間、フェリックス・ノイロイターの2016湯沢苗場ワールドカップ以来の優勝が決まりました。
上の写真はゴールに降りて来たデイブを気遣い声をかけるフェリックス。
2位にはクリストッファーセン、3位にマティアス・ハルギンでした。
1本目4位につけたマルセル・ヒルシャーは2本目、大きな失敗はなかったものの17位に沈みました。
骨折明けで十分にトレーニングを積んではいないのは間違いないところですが、総合6連覇の絶対的王者がいつ本来の調子を取り戻すかも今季の注目どころです。
私は今晩はレビに一泊、明日の国内線でヘルシンキに移動します。それではまた、来月。