アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ドミニク・パリス、2度目のシュトライフ制圧 キッツビュール滑降

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 今年のシュトライフを制したのはドミニク・パリス。

 今季初勝利、ワールカップ通算7勝目、2013年に続き自身2度目のシュトライフ滑降制覇です。 

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 今日も快晴のキッツビュール、硬くしまった世界最恐のバーンでワールドッカップの中でも、最高にスペクタクルなレースが展開されました。

 2位には24番スタートから25歳の誕生日を2日後に控えたバランタイン・ジフォ・モワネ。そして3位もフランス、自身4度目のポディウム、ヨハン・クラレでした。

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 バランタインは昨季のクビットフィエールDHで自身初のポディウム2位、先週のウェンゲンSCは4位でした。

 自身2度目の2位が伝統のハーネンカムレーネンとなりました。おめでとうですね。(上の写真はハウスベルグカンテを疾走するバランタイン、アレッサンドロ撮影です) 

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 今日も世界最恐コースでクラッシュがありましたが、ヘリコプターが出動するほどの怪我の選手はいませんでした。

 昨季はトップ選手が3人も同じ箇所で転倒し、大きな怪我を負いました。

 今年は安全面を重視したコース造りに注力した多くの大会関係者も、ホッと胸をなでおろしていることでしょう。

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 クラッシュした選手の中にはそこまでラップタイムだったベアト・フォイツも含まれていますが、転倒したハウスベルグカンテをクリアしていれば、ドミニク・パリスの上に入っていたかもしれません。(写真はジオ撮影のハウスベルグカンテで転倒するベアト・フォイツ)

 今日はインスペクションの終わりに岡部哲也さんが登場。

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 「スキーのエッジをたててこなかったから(コースの中でエッジが)引っかからないとこがあるわ」とお話されていましたが、この後、颯爽とハウスベルグカンテを降りて行かれました。

 かつてのワールドッカップのトップ中のトップ選手、アルベルト・トンバと互角に戦った男はやっぱりコース上での雰囲気が違います。

 レース中にもイタリアチームやフランスチームのコーチとお話されたそうで、「(気持ちに)火がついた」と語ってくれました。

 岡部さんは明日もSLの現地解説をされます。明日のJsports、お見逃しなく!

 日本からは成田秀将は出場せず、湯浅直樹のみの出場です!

 

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 最後の写真はインスペクションをするドミニク・パリス。

 後方のゴールエリア、観客の入りを冒頭の写真と比べていただくと、今年のハーネンカムレーネンの盛り上がりが一目でおわかりになりますよ!