アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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スビンダルSG今季3勝目、パンテュロー3連覇 須貝龍SG+3.61秒 W-CUPキッツビュール

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「ヒーロー、ヒーローになるとき、あーあー、それは今ーーー!」

この歌をメロディなし、文字だけでアーティストを言える方は私と同世代かちょっと上の方ですね。

今日、伝統のハーネンカムレーネンのゴールエリアでこの甲斐バンド1978年の曲が高らかに流れました。もちろん、日本語で。

そのなかをシュトライフを滑りきった須貝龍がラップのスビンダルと3.61秒差でゴール。

いま、高速系絶好調のスビンダルに初めて滑ったコースで3.61秒差は見事だったのではないかと私は思います。

それにしても、よく彼にピッタリの曲をみつけてきたもんですね、DJさんに感謝です!おそらく、選曲に日本人がからんでますね!笑

冒頭の写真はGiovanni撮影のSGゴールでの須貝龍。

そのスビンダルはアルペンコンバインドはコース上部でコースアウトしたものの、今季SG4戦目で3勝目をあげ、(ダウンヒルも5戦中4勝)、今日SGで23位、ACのSLではポールをまたいでノーポイントに終わったヒルシャーに107ポイント差をつけて総合トップを守りました。

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明日のダウンヒルも勝てば、今月の総合トップはほぼ確定と言っていいでしょう。写真はピエール・マルコ・タッカさん撮影です。

午後4時45分から行われたACのSLはアレクシ・パンテュローが50.69秒で2番手のタイムを出し、一昨年から3年連続優勝。 

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2位にビクトール・ミュッフェ・ジャンデ、3位にトーマス・メルミロッド・ブロンダンが入り、フランスの1・2・3フィニッシュ、表彰台独占となりました。

ゴールの写真はGiovanniの撮影です。

32番スタートの須貝龍はコース後半でポールをまたぎコースアウト。 

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参戦2戦目にして初のワールドカップ順位を獲得かと期待させましたが、先週ウェンゲンに続き悔しい思いをしました。

しかし、これがワールドカップ。そうそう簡単には思い通りにはさせてくれないのです。

少し残念なのはACで順位を残したのは30人だったこと。つまりゴールさえすれば順位はつきました。

須貝龍の次のワールドカップ参戦は来月のチョンソンSGの予定。

出場選手全員が初めてのコースなので、その実力をいかんなく発揮し、自国選手が出場しない韓国を同じアジア人として沸かせて欲しいと思います。

しつこいようですが、このコースはオリンピックコースでもあり、ワックスのデータ収集にも絶好の機会と思いますので、サービスマン派遣をぜひご検討いただきますよう、お願い申し上げます!

さて、明日はシュトライフ、「世界最怖コース」の滑降ですが、天気予報が降雪で開催が微妙です。

なんとか本来のスタート位置からの滑降を望みます!!

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最後の写真はオーバーハウスベルグカンテを飛行する須貝龍。日本からも彼にさらなる応援をよろしくお願いします!