今日もアクセル・ルンド・スビンダルが勝ちました。
それまでラップタイムでリーダーズボードの前で僚友の滑りを凝視していたケティル・ヤンスルはアクセルがゴールするなり、「かなわないな、こりゃ」とばかりに肩をすくめてみせました。
他を圧倒する強さです。
今日はコース途中で大ビジョンが見えるポイント、通称キャメルジャンプで撮影。
今年のジャンプは高く鮮やかにというよりは、低く鋭くという表現がぴったりな飛翔でした。
その2人に割って入ったのはフランスのギエルモ・ファイエ。
レイクルイーズで4位、ビーバークリークで3位、そして今日2位と一歩一歩、順位をあげてきました。初優勝は目の前と言いたいところですが、「アクセル次第」と注釈がつきそうです。
今日はヘッドの表彰台独占でしたね。写真はマルコ・トラバッティさん撮影です。
6位にはアメリカのブライス・ベネット。57番スタートから先輩スティーブン・ナイマンを抜いて同国トップ選手となりました。23歳、これから楽しみですね。
撮影はアルマンド・トラバッティさんです。
さて、これから一般道で峠を超えて、お隣のアルタバディアに移動します。
明日はグランリサでGS、石井智也が出場し、あさってはゴール前の400m、20秒ほどの長さを使ってナイトパラレルGS(32人出場)が行われます.
結果として残ってはいませんが、今季の智也は可能性を感じさせる滑りをみせてくれています。
「ただ2人」の日本人として今月のW杯を取材し続けている大先輩の田草川嘉雄さんによれば、アルタバディアのGSで2本目に進んだ日本人は「未だ一人もいない」とのことですので、その大きな壁を突き破ってほしいものです。
ゴールで歓声にこたえるアクセルはアルマンド・トラバッティさん撮影です。