小雪舞うなか、待って待って、3時間、ようやく第75回ハーネンカムレーネン滑降がスタート位置を下げて午後1時45分にスタートしました。
マウスファーレやシュタイルハングもなく、スペクタクルな場面が半減されたシュトライフを制したのは、今季高速系絶好調のケティル・ヤンスル、58.16秒でした。
ヤンスルは今季5勝目、W-CUP通算8勝目です。
2位はドミニク・パリスで58.18秒。100分の2秒差でSGとの「シュトライフダブル制覇」を逃しました。
そして3位に58.37秒でグイエルモ・フェイド、レイクルイーズDH2位に続き今季2度目のポディウムです。
コースが短縮されたため、25位、59.10までが1秒差以内の僅差の戦いで、並んだタイムだけ見るとまるでSLの1本目かと思わせるようなレースでした。
リザルトによるとコース長は1633mで従来のシュトライフのほぼ半分。やはりこの長さではワールドカップのトップシードの選手は優劣をつけるのはなかなか難しいということでしょう。
その1秒差以内で、同タイムも7位で3人、19位で3人、22位で2人、25位で2人でした。
トップクラスの選手の勝負を分けるのは、ほんのわずかな違いだということが証明されたレースでもありました。
表彰の写真はGiovani撮影で、冒頭の写真はアレッサンドロ撮影です。
冒頭の写真はオーバーハウスベルクカンテのジャンプで、背景にゴールエリアと大観衆が入って、最近のキッツビュール滑降「おきまり」の写真です。
雪が降っていたこともあって、背景のゴールが霞んでしまうかなという思いに加え、私は毎年同じところで撮っても面白くないと思う「あまのじゃく」なので、今年はちょっと違うゴールエリアが「からむ」絵を撮ってみました。
Giovani撮影のこの写真のRed Bullの広告バナーの「R」の字の左後ろで顔だけ出ているのが私です笑。
撮影した写真はちょっとブログの掲載では選手が小さくて、よくわからない写真になってしまうのでまた初夏に発売予定の1/100sec.Vol.7でお届けする予定です。
自分の写真掲載ついでに報告しますと、ちょっとJsportsに声だけ出演してしまいました。笑 レース開始前の「場繫ぎ出演」で失礼いたしました。笑
明日は同じような天気予報ですが、ハーネンカムレーネンSLが行われます。