アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ケティル・ヤンスルがラップ W-CUPキッツビュールDHトレーニングラン

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第75回ハーネンカムレーネン、滑降のトレーニングラン1回目は曇天のもと行われ、ケティル・ヤンスルがラップ。

2位に一昨日ラウバーホーンレーネン初制覇を果たしたハンネス・ライヘルト、3位にサンタカテリナDHで初優勝を遂げたトラビス・ガノンが入りました。

今朝、コースに出るためのフォトアームバンドを担当のおっちゃんにもらいにいったら、「コース内はとってもハードでアイシーだから気をつけろ」と釘をさされました。

どんなものかと思ってゴンドラでスタートまで上がると、ジュリアン・リゼルーのお母様とばったり遭遇。(5〜6年前から「お友達」です笑)

彼女もすごいコースだわとびっくりしていましたが、フランスチームの選手はインスペクションを終えて、「(例年になく)とてもアイシーでバンピーだ」と言っていたと教えてくれました。

それを聞いてか聞かずか、私は今日はスタートの撮影と決め、冒頭の写真となりました。笑

トレーニングランとはいえ、半分、いや、まじめに「命がけ」と気合いを入れてみなスタートを切っていきます。

このシュトライフのコースはスタートからマウスファーレまで8秒ほど。

スタートからはマウスファーレの下がまったく見えず、その8秒間の急斜面よりさらに急な斜度の崖下にまさに飛び落ちていくよう。

前走は一人もストックでこぐ選手はいませんでしたが、さすがにここの滑降に出場するワールドカップ選手は誰もが黒光りするほどのアイスバーンの上をこいで行きます。

ソロソロ、こわごわとマウスファーレに飛び込んで行くよりも、「おりゃおりゃー!」とスタートからガンガンにこいでいったほうが、おそらく安全にこのコースを滑りきれるのではないかと私は思います。

気持ちで負けたら、危ないですからね。

それにしても世界最恐コース、キッツビュールのシュトライフ。今年はさらに例年よりハードな氷が待ち構えているそうで、「あーおそろしや」でございます。 

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写真は黒光りするほどのアイスバーンの上をストックでこいでマウスファーレのジャンプに向かう「勇者」。左はしのブルーのテレビカメラカバーのすぐ右が崖下、マウスファーレです。