アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャー今季5勝目 W-CUPザグレブ

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マルセル・ヒルシャーが2位ノイロイターに0.81秒差をつけ、今季5勝目、W-CUP通算28勝目をあげました。

写真は表彰式、Snow Queen の王冠にガウンでポーズをとるマルセル。

今日のザグレブのレースコース、スリエーメの固さは一昨日にも増していたものの、少し気温が高く、さらに湿った降雪がコースを覆っていました。

インスペクション時点では濃いガスがコースを覆い、視界が数メートルでしたが、レース開始が迫るにつれてガスはスリエーメから去っていきました。

コースは緩斜面主体で比較的やさしい斜面構成なので、必然的に一昨日の女子よりは難しいセットが立ち、1本目で30人、2本目で7人がゴールできないレースとなりました。

1本目開始前にはセルデンの雪崩で亡くなったアメリカチームの2人の選手に会場全体で黙祷が捧げられ、ヘルメットに「Remember BA・RB」と2人のイニシャルを刻んだアメリカ選手達が気持ちの入った滑りをみせてくれました。 

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1本目3位につけたコドンスキー。

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1本目、第二計時でラップタイムだったブランデンバーグ。

日本のエース、湯浅直樹はラップのヒルシャーに3.38秒遅れの31位で2本目進出を逃しました。(私の一昨日の予想は大はずれ。3秒31差まで2本目に残れました。) 

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しかし、結果としてかろうじてWCSLは28位を保ちました。

滑走量も以前より増し、のぼり調子でザグレブに乗り込んできただけに、悔しいレースとなりました。次戦、日曜のアデルボーデンで今日のリベンジを果たしてほしいと思います。

私は今日、ザグレブのウエスティンホテルに一泊。明日、空路、インスブルック近くに移動します。

それでは、またザグレブ雑感で。