アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヒルシャー、オーレ連勝

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マルセル・ヒルシャーが今季3勝目、W-CUP通算26勝目をあげました。

今季もビーバークリークSGのコースアウトを除くと、すべての出場レースで表彰台にあがる圧倒的な強さをシーズン序盤から続けています。

今日はGSチャンピオンで彼の最大?のライバルであるテッド・リゲティが一昨日のリベンジとばかりに1本目3位に入ってヒルシャーに肉薄しましたが、2本目ゴール前でコースアウト。マルセルを脅かす存在にはなりきれませんでした。

自身初の表彰台3位にはアレキサンダー・ホロシロフ。

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表彰式では我々カメラマンの呼びかけに、ようやく笑顔をみせてくれました。私は彼の笑顔、初めて撮りましたよ!笑

それに加え、今日は地元スウェーデンにニューヒーローが誕生しました。

彼の名はカレ・リン。(Calle・LINDHですがスウェーデン人カメラマンさんに確認したところ、LINDHのDHはスウェーデンでは発音しないそうです。) 

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62番スタートから1本目29位、2本目は見事な滑りをみせ6位。

先輩のマティアス・ハルギンがゴールするまで、ずーーーっと、リーダーズボードの前に立ち続けました。

アクセル・ベックがゴールしてリーダーズボードの前にはハルギン、ベック、カレの3人で占め、ほんの一瞬でしたが、スウェーデン3人で占拠したその時間は急遽の地元開催ワールドカップとして、Very Happy Timeでした。

2本目に6人進出し地元会場を盛り上げたスウェーデンチーム。うらやましいですね。

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プレハブのプレスセンターでヒルシャーはカレ・リンのことを聞かれ、「スウェーデンチームはいいチームだし、彼は近い将来、強くなるだろう」と優等生的お答えでした。

湯浅直樹は1本目の終盤にさしかかったところでコースアウト。

オーレの前にはスウェーデン南部でトレーニングを行い、レビより調子をあげてきていただけに残念でした。

今日の結果でWCSL(スターティングリスト)は30位ギリギリ。ちょっとお尻に火がついてきた感じです。

次はマドンナ・ディ・カンピリオ。自身初の表彰台に立った地で再び快走をみせてくれることに期待したいと思います。 

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写真は1本目のインスペクション。