アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャー、セルデン初V W-CUP開幕戦

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「ミスターGS」テッド・リゲティのセルデン4年連続Vはなりませんでした。

昨日とうって変わって快晴の男子開幕戦。昨日のレース後に少し降った雪もきれいに除雪され、ハードバーンが露出した絶好のコンディションとなりました。

1本目でラップタイムを奪ったマルセル・ヒルシャーがそのまま、2本合計で2位のフリッツ・ドッファーに1.58秒もの大差をつけてセルデン初優勝を飾りました。

冒頭の写真は1本目の最初の斜面変化の入り口。このあとの右ターンでも少しテールが流れる場面もありましたが、小さなミスをものともせずラップを奪ってみせました。

少しのミスも大きなタイムロスにしないテクニックを身につけている総合王者マルセル・ヒルシャー。今季も大クリスタルトロフィーに向けて視界良好といったところでしょう。 

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今日は10位に沈んだテッド・リゲティが本来の力を発揮しない限り、GSはヒルシャーの独走を止められないかもしれません。

テッドの写真は2本目のゴール。Aleの撮影です。

日本チームの大越龍之介は8.09秒遅れの58位、石井智也はコースアウトに終わりました。

2人とも元気にやる気満々といった感じだったので、少し残念な結果となりました。次はレビのSLになると思いますので、シーズンの早いうちに2本目に残ってはずみをつけて欲しいところです。

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写真は石井智也

小雪で非常に心配された開幕戦でしたが、奇跡的な降雪でなんとかいいコンディションでレースが行われました。次のレビはすでに人工雪でコースは完成に近いくらいになっていますが、昨シーズンは小雪でちょこちょことキャンセルもありましたので、このあとも「順調に」降雪があり、ほどほどに冷え込んで、雪の心配をしないシーズンになってほしいものです。

それでは、次はフィンランドのレビ。11月15,16日で男女SLの「開幕戦」です。SLは日本チームの活躍を期待しましょう!

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最後の写真はGiovani撮影です。