2013-14ワールドカップ最終戦、最後のレースは湿っぽい降雪のなか行われました。
気温も高かったためコンディションは最悪に近く、ゴール近くの男子SLコースはレースが進むにつれ、モーグルコースのようになってしまいました。
それでもSL種目別チャンピオンを争ったマルセル・ヒルシャーとフェリックス・ノイロイターは熱い戦いをみせてくれました。
共にトレーニングをする「僚友」の争いは逆転でヒルシャーがSL種目別優勝を勝ちとりました。
ヒルシャーをたたえたあと、落胆の表情を隠さなかったノイロイター。その素直な顔に私は強く惹かれました。
女子GSもアンナ・フェニンガーがビカルビーを上回り逆転でGS女王の座につきました。
湯浅直樹はシーズン最後のレースを19位で終えました。
レース後、(足首の痛みでまったくトレーニングができず)「ウェンゲンでの骨折以来、フィジカルが落ち、切れのある滑りがまったくできなかった」と語りました。
オリンピックから3つのレースに出たこと自体、彼にしかできなかったことかもしれません。
「また来シーズンは一から出直し」とも話してくれた湯浅。
明日、足首に入っているピンを抜く手術をインスブルックで行ったのちに帰国します。
よって、彼のホームゲレンデで行われる全日本選手権には今年も残念ながら出場できません。
湯浅直樹の今シーズンは激動でした。しっかりと治療に専念し、しばらく何も考えずにゆっくり休んでほしいですね。
そして今日の「引退ラン」はデニス・カーボンとターニャ・プーティアイネン。それぞれ可愛らしいかっこうでした。
上がデニス・カーボン、下がターニャ・プーティアイネン。
そして、今日の種目別トロフィーと総合クリスタルトロフィーはこの2人の手に渡りました。
美男美女といったところでしょうか。
おまけに美女のはじけた写真で今日はしめくくりましょう!おめでとう!アンナ!