国立競技場に聖火が灯りました。
日本時間9月8日早朝にブエノスアイレスのIOC総会での、2020年東京五輪開催決定を受け、天皇賜杯第82回日本学生陸上競技対抗選手権大会、通称日本インカレが行われている東京の国立競技場の聖火台に火が入ったのです。
私は陸上の撮影でたまたま現地におり、その聖火を撮影することができました。
(写真は権利の都合上、お見せすることができません。申し訳ありません)
聖火台の燃える炎の熱さを感じながらの撮影でしたが、炎ごしに臨む景色は、新宿の都庁やドコモビルがはるか向こうにそびえ立ち、1964年当時とはすっかり様変わりしているのだろうと感じました。(1964年、私はまだ生まれてません)
この国立競技場は近々工事が入り、おとなりの神宮球場や秩父宮ラグビー場とともに生まれ変わる予定です。
したがって、1964年東京オリンピックのメイン会場である国立競技場でインカレが行われるのは今回が最後。来年からはしばらく別の会場で行われます。
開催決定の日に1964年東京オリンピックで灯り続けた聖火台に再び火が入った光景を撮影できたのは、私にとっても大きな記念となりました。
そして、1964年から今まで、そして7年後まで、日本は、日本人はどのように生きてきたのか、生きていくのか、オリンピックを区切りとする必要はないかもしれませんが、少し考えさせられた一日でした。
2020年は7年後。陸上界でいえば男子100mの桐生祥秀選手は25歳。陸上選手としては「絶好」の年齢かもしれません。
今の高校生、中学生のあらゆるスポーツの選手たちは、7年後という具体的な数字を念頭に、東京オリンピックを目指して精進していくことでしょう。気持ちの持ちようも今までとはきっと違うでしょうね。
2020年の東京オリンピックまでには、今冬の2014ソチ、2016リオデジャネイロ、2018ピョンチャンと3回オリンピックが開催されます。
これから2020年に向けてオリンピック競技に多くの強化資金が注がれるのは想像に難くありません。
夏のリオにはもちろんですが、冬の競技にも強化の目を向けてほしいと思うのは私だけではないでしょう。
そのためにはアルペンスキー界は、今冬のソチで悲願のメダル獲得が切望されます。それは現状では、湯浅直樹と佐々木明の2人にすべてが託されていると言っても過言ではないでしょう。
30代の2人に期待するとともに、日本チームの話になるといつも書きますが、2人に続く若手の台頭を切に望みます。
水泳の北島康介選手が今日の記者会見で「7年は長いようで短い」と語っていましたが、2018ピョンチャンまではあと4シーズンと半分。それほど多くの時間は残されていません。
「2020 Tokyo Olympic」
という7年後の「道標」がその前の3つの「一里塚」を今まで以上に大きく浮かび上がらせてくれることでしょう。
ソチとピョンチャンでの日本アルペンスキー陣の活躍、心から期待します!
さて、今日はオリンピックの話題一色ですが、私は常々、オリンピックでの勝利よりも、ワールドカップの勝利のほうが難しいと思っています。
今シーズンはソチの前に日本アルペンスキー界の悲願である、ワールドカップ日本人初勝利をぜひ実現してほしいですね。
そのワールドカップ、来月26日にセルデンで開幕します。
東京も少しづつ秋の気配が漂ってきました。みなさん、今年もそろそろですよ!笑
準備はいいですか?
夏はしばらくブログをお休みしていてすいませんでした。私もそろそろ冬の準備にとりかかります!笑