アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ドミニク・パリスがシュトライフ初制覇 W-CUPキッツビュールDH

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ドミニク・パリスがシュトライフを初制覇。W-CUPダウンヒル2勝目をあげました。

12月の地元イタリア・ボルミオでW-CUP初優勝をとげ、インナーホッファーとともにイタリア高速系チームを牽引する存在となった新鋭が大きな仕事をやってのけました。

気温も低めで快晴のレース日和。

大観衆に埋まったゴールエリアに響く「ノイエ・ベストタイム!」のDJの絶叫で彼自身、鳥肌が立つくらいの興奮を味わったことでしょう。

ワールドカップコース中、最怖、最狂のレースを制したドミニク・パリスに敬意を表して祝福したいと思います。

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下の写真は上の写真とほぼ同じ瞬間。f:id:shinfotograf:20181122183456j:plain

ジオの撮影です。

こうやって並べてみると面白いですね。

ドミニクのことはヨーロッパカップ初優勝のときにたまたま撮影していました。そのブログはこちらです。

shinfotograf.hatenablog.com

今日のハウスベルグカンテはアレッサンドロが「担当」。美しく光る氷の「急片斜面」を疾走していくドミニク・パリス。

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今日はいい写真順に並べたわけではありません。笑

19番にエントリーされていたウェンゲンの覇者、クリストフ・インナーホッファーは、3回目のトレーニングランで役員の指示に従わなかったことによりペナルティーが課せられ46番スタート。それでも20位に入りました。

今日の勝利でドミニクがDH種目別トップに立ち、9位に終わったスヴィンダルが僅差で追う展開となりました。世界選手権もそうですが、その後のワールドカップ再開後も楽しみになりました。

さあ、明日は世界選手権前最後のスラローム

コースには入っていませんが、間違いなくカリカリの氷のバーンが用意されているでしょう。

今日、日本チームはウエステンドルフでスウェーデンチームと「合同練習」。明日のレースに備えています。

ウェンゲンで今季初めて2本目に進めなかった湯浅は少し技術的に悩んでいる部分もあるようですが、いったん帰国前の区切りのレースなので、迷いを振り切ってレースに臨んでほしいと思います。

今日、マリボルで行われた女子GSはリンゼイ・ボンが優勝。星瑞枝は3.97秒遅れの47位で2本目に進めず、長谷川絵美は1本目途中棄権でした。

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最後の写真はジオ撮影。表彰後コーチに肩車されたままインタビューマイクをつきつけられるドミニク・パリス。

追記:今日、ドイツで行われたヨーロッパカップGS、大越龍之介は57番スタートから48位。石井智也は59番スタートで1本目途中棄権、優勝はアメリカのティム・ジトロフでした。