アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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明の人生初体験 W-CUPウェンゲンSL

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佐々木明が自身、2年ぶりにワールドカップで成績を残しました。(写真は2本目の疾走)

過去に2位を3回という日本アルペンスキー史上最高の成績を残している彼にとって、24位という順位はもちろん納得した位置ではないとは思います。

しかし、それでもナショナルチームから外れて自費で転戦している今季は、ひとつ大きな足跡を残したと言えると思います。

これは明自身にとってももちろんそうですが、日本チームとしても大きな一歩だと言えるでしょう。

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写真は2本目ゴールでの明。アレッサンドロ・トラパッティさん撮影です。

2本目のインスペクション時、明は人生初体験と言って話してくれました。(彼自身、ツイッターでも語っています)

今日は気温が高く、いつもは氷のバーンのウェンゲンSLコースもひっかかる雪質でした。

そこでスタート前にスキーのエッジを少し落としたほうがいいということになり、道具を借りて自分でエッジを落としたそうです。

コーチのミヒャエルに「1回なでるのでいいんじゃない?」と言われておそるおそる?自ら軽くビベリング。自分でやるなんて人生初体験だったそうです。

その効果か、1本目25位で2本目に進出しました。

今日はオーストリアのキルヒベルグでヨーロッパカップSLが行われており、いつも明のスキーをチューンナップしている伊東さんはそちらに行っているのでしょう。ウェンゲンでは姿が見えませんでした。

今季の明は自費かつ単独でのワールドカップ、ヨーロッパカップ、FISレース転戦。

スキーのエッジをいじることもそうでしょうが、それ以外にも一人での長距離移動など、様々な初体験?を乗り越えての今日の結果だと思います。

 

そして、日本チームとして来週は3人出場が可能となりました。

 私は来週ぜひ、キッツビュールで大越龍之介の姿を見たいと思います。

 そしてチームとして佐々木明を含めた3人で共に戦う「全日本ナショナルチーム」を見てみたいと思います。 

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写真は2本目のインスペクション、明につきそってアドバイスをおくるミヒャエル・シュタイナー(左)、クリスチャン・ライトナー(右)両コーチ。

追記:湯浅の後ろの2人、いいですよね!熱い! 

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真後ろは横田幸平サービスマン。右後ろはミヒャエル・シュタイナー日本チームコーチ。