アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヒルシャー連勝 W-CUPザグレブSL

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マルセル・ヒルシャーが連勝でSL今季2勝目をあげました。

今日の勝利でスヴィンダルを抜き、総合でもトップに立ちました。2位アンドレ・ミューラーに0.57秒、3位マリオ・マットに1.09秒つけての圧勝と言えるでしょう。

1本目のラップはイエンス・ビグマルクでしたが、2本目に失敗。26位に沈みました。

湯浅直樹は1本目12位、1.44秒差につけましたが、2本目で右側に倒れそうになるところをこらえたものの、その下のストレートに入りきれず、登り返しましたがその後にコースアウト。本人も悔しい結果に終わったと思います。 f:id:shinfotograf:20181122193125j:plain

実は湯浅、ザグレブへ来る前、ランニング中に滑って転倒し右肘を深く裂傷。数針縫うケガを負っていました。

昨晩は肘が曲がって傷口が開かないように、右肘には手首までのギブスをまいており、今朝そのギブスをとって出場したものの、右手はあまり曲げることができず、右肘は約280度よりは深く曲げられないような状態でした。

内倒をこらえるように雪面についた右手をさらに痛めなかったか心配になりましたが、コースアウト後はゴールで痛がる仕草はみせていませんでした。

 

みなさま、

「もうー、次から次へと、しょうがないねー。」

と、泰然自若の構えでどうぞお願いいたします苦笑。

相変わらず腰の状態は良いとは言えませんが、3位になったマドンナ・ディ・カンピリオのときよりは良くなっているとのことでした。

滑っているときに痛みは感じないとはマドンナのときも語ってくれましたが、今度は右肘も含めて、本当の痛みは「神のみぞ知る」ではなく、「湯浅のみぞ知る」だと思いますので、彼が「痛くない」と言えば、痛くないことにしときましょう。苦笑再び。

心配して、心配して、キリがありませんね、ほんとに笑。

女性の湯浅ファンの皆様は肝っ玉母さんになったような気分で応援ください。笑

 

佐々木明は45番スタートでコースが荒れたなか、ゴール時点で31位。一昨日の長谷川選手の例があるので、ゴール時点は望みをわずかに持ちましたが、最終的には32位で2本目に進めませんでした。

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男子日本チームの2013年のスタートは厳しいものとなりました。

さて、それでも容赦なく次のレースは一週間後にやってきます。

今度はスイスのアデルボーデン。ヨーロッパの東から西に950km移動してのレースです。

湯浅はこのあとインスブルックで右肘の手術をする可能性もあるとのこと。また来週、元気な姿を見せてくれることを期待したいと思います。