大雪の昨晩から一夜明け、今朝のバルディゼールは晴れ間も覗く好天に恵まれました。
レースコースのベレバルデには朝からピステンが入りコース整備。レース開始まで万全に近いコース環境を整えました。
SLを土曜に、GSを日曜に変更し、今日のレース開始時間も14時にしたFISの判断は大成功。臨機応変な対応は見事と言えるでしょう。
そんな見事な大会運営のなか、これまた見事に地元フランスのアレクシ・パンテュローが逆転VでワールドカップSL初優勝を遂げました。
まさに絵に描いたよう。
彼はモスクワのシティーイベントのパラレルレースでワールドカップ初優勝を今年の2月にあげてはいましたが、「本ちゃん」ワールドカップレースでの優勝は今回が初。
それを地元フランスのバルディゼールで達成してしまうのですから、スーパースターの素質十分です!
湯浅直樹は1本目28位で2本目に進みましたが、2本目スタート直後にポールをまたぎコースアウト。明は1本目49位で2本目に進めませんでした。
湯浅とは2本目のインスペクション時に少し話しましたが、1本目の途中で急に腰痛が襲ってきて、中盤以降はまったく力が入らなかったとのこと。それまでは腰痛は再発していなかっただけに「腰にくるコースです」と悔しそうでした。
明もインスペクション時に腰を痛そうにしていました。2人とも痛みを抱えてのレースだったと思いますが、結果にはつながりませんでした。
このあと、明はイタリアでのヨーロッパカップに出場予定。湯浅は出場を見合わせ、マドンナ・ディ・カンピリオのワールドカップに備える公算が大です。
なんとか次のレースで結果を残してほしいものです。
明日は同じコースでワールドカップのなかでも難易度の高いGS。
アレクシの連勝もありえるでしょう。注目です!