果たして何年ぶりにタイヤチェーンつけただろう?
そんなことを考えながら、私は麓のブルーサンモーリスの町からバルディゼールへ徐行運転を始めました。
スキーを撮るカメラマンはチェーン装着も迅速にできるんでしょうとお思いかもしれませんが、タイヤにチェーンをまいたのは、大学生以来なのでおそらく20数年ぶり。
社会人になってから、「金にものを言わせて?」スタッドレス装着でしたから・・・。
朝8時、チューリッヒから走り始めたときは曇天でしたが、途中のローザンヌから降雪。アネシーを通過する頃には大雪になってしまいました。
道路のあちこちには、動かない車や事故でフロント部分が凹んだ車が。
バルディゼールの麓の町、ブルーサンモーリスまではスノータイヤで大丈夫でしたが、とうとう、最後の最後と言えるような場所で交通整理のおまわりさんに、チェーン装着を義務つけられてしまいました。
さてさて、チューリッヒのレンタカー屋さんで借りてきたチェーン、もちろん?付け方など確認しているわけはなく。(苦笑)
ドイツ語のチェーン装着説明書、というより、「図解」と悪戦苦闘40分。
途中であきらめそうにもなりましたが、なんとか同じようなチェーンをつけようとしている人の手順を見させてもらって、どうにかこうにかタイヤに巻けました。
それでも、その図解通りにしっかりと巻けずに中途半端な巻き方で「妥協発車」。
そのため、30kmの徐行運転となりました。
日曜は天気予報がいいので、帰りはすっかり除雪され、スリップの心配はないとは思うのですが、一応念のため。
登りでチェーンが切れて使い物にならなくなるのを防ごうとノロノロ運転を決めました。
しめつけがゆるく、カラカラと音をたてながら追い抜いていく車もありましたが、私のは、中途半端な割にはなんとか山の上までタイヤにしがみついていてくれました。ほっ。笑
本来ならばIPhoneででも写真を撮っておくべきでしたが、そんな心の余裕はなく。
徐々に陽が暮れていくなか、自分の車だけいつまでも麓の駐車場に取り残され、一台、また一台とチェーンをつけて去っていく車を横目に、必死?になって知恵の輪?と格闘しておりましたので笑。
この気持ち、チェーンと格闘したことのある御仁であれば、わかっていただけると思います。
まー、格好悪いとこ誰にも見られずに一人でよかったとも言えますが、やっぱり道連れがいたほうが心強いなー。とこんなときは単独行動の心細さを感じてしまいました。やれやれ。笑。
そして、無事にプレスセンターに着いてみると、明日土曜のレースは14時開始に時間変更。
大雪でコース整備が間に合わず、明日の午前も降雪があるためとのこと。
明日はゆっくり朝寝坊して午後に備えます!笑
湯浅は20番、そして先月のレビでのヨーロッパカップ2連戦で文句なくワールドカップ出場権を獲得した明が46番スタートです!(日曜がGS、土曜にSLのスケジュール変更は水曜に決まっていました)