アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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大越龍之介2度目の全日本GS制覇 全日本選手権テイネ

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終戦のシュラトミングから帰国する機内では成田の気温は2℃とアナウンスされたものの、税関を出てみればたいして寒さも感じませんでした。

しかし、昨日から札幌は手稲に来ておりますが、ここはまだ冬の寒さ。今日も久々にグローブの中の手がかじかむ感覚でした。

今日は全日本選手権男子GS。

優勝は大越龍之介。自身、全日本選手権GSは一昨年に続き2度目の優勝です。

シーズン終盤に調子をあげ、ファーイースカップでは2勝に2位2回、3位2回。そして今日の全日本優勝と絶好調ぶりを発揮しています。

2位には成田秀将、3位に佐々木明。そして4位新賢範、5位石井智也湯浅直樹は8位、生田康宏が10位でした。

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今日のコースは札幌オリンピック(1972年)の女子大回転コースで行われましたが、昨晩から降った雪がコースを覆い、硬いところや掘れるところ、雪がコロコロしたところなど条件がめまぐるしく変わる難しい雪質だったように思います。

実際、シュラトミングから帰国後すぐの素人の私でさえ感じる雪質のあまりの違いに、湯浅や明はどう対応するのか心配はありましたが、そこはもともと北海道出身の2人だけに杞憂に終わったようです。

今回はワールドカップ終了後に全日本選手権がスケジューリングされたため、トップ選手のガチンコの戦いが見ることができます。

全日本選手権で日本トップのワールドカップ選手が全員出場して競うのは2006年、志賀高原でのワールドカップ直前に焼額山で行われたSLレース以来。

そのときは湯浅直樹が優勝。岡田利修が2位。佐々木明は1本目不通過、皆川賢太郎1本目途中棄権、生田康宏1本目途中棄権でした。

日曜の男女SLは久々に日本のトップ選手が揃う戦いとなりそうです。今日はコース外などでSLスキーの調整に余念のなかった皆川賢太郎も出場予定です。

そしてここテイネは日本のエースである湯浅直樹にとっては子供の頃から滑ってきたホームゲレンデ。

なんとしても勝ちたいところではありますが、彼と話したところによると腰の状態が良くないとのこと。あまり無理はして欲しくはないのですが、本人は出場して勝ちたいと言っていました。

明日は女子GS。ワールドカップ選手の清澤恵美子が勝てば3年ぶり3度目の全日本GS優勝となります。

では、また明日。下の写真はコースからの絶景。スキー場から海が見えるなんてなかなかないシチュエーションです。

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