アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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湯浅直樹の確固たるもの W-CUPバンスコ雑感

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連続5位に沸いた(自分で勝手に沸いてる笑)興奮の一夜が明け、普段の静けさを取り戻したかのようなバンスコをあとにしました。

チェックインのときに預けていたパスポートをホテルのフロントに忘れたまま空港へ移動してしまい、久々に大慌て。

最近はパスポートを預けるようなホテルに泊まっていなかったこともあって、空港のチェックイン機の前で操作するまで気がつきませんでした。

とっても親切な大会関係者のおかげで予定の便には間に合ったのですが、2時間30分の距離を私のパスポートのためだけに車を走らせてきてくれたのですから、感謝感謝、あめあられでした。

昨年のブログにも書きましたが、ブルガリアの人のおもてなしの「ハート」はとっても暖かく、今年もそんな「失態」でさらにその思いを強くしました。

昨年のブログでは、ユーロ圏最貧国であるブルガリアが経済的に豊かになればいいなと書きましたが、ユーロ危機が叫ばれる昨今、当然一年で目覚ましい発展を遂げているわけはなく、首都ソフィアの古いアパートビルはそのまんまでした。

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去年と変わったのは少し道路建設が進んでいること。そして車の窓ふきに子供は見当たらなかったこと。

ほんとうに少しずつでも豊かになって欲しいです。

そして、昨年と変わったのは「ナオキ・ユアサ」を知っている人がますます増えたことでしょう。

どなたかがテレビ画面を撮影したものがYouTubeにアップされていたので、1本目も2本目もスタートからゴールまで通して見ました。

皆さんもお感じになっているように、以前より安定感が増し、余裕を持って滑っているかのような印象を私も持ちました。

レース直後に話を聞いたところでは、「今のポールセットは異常に難しいので攻めちゃいけない、攻めたらやられる、気を抜けるような場所が一切ない、まっすぐいったら絶対やられる」と語ってくれました。

2戦連続の5位で最終戦シュラトミング出場がほぼ決まったので、(話を聞いている段階では6位だった)クラニスカ・ゴラは攻めていくの?という私の問いかけにこたえてくれたのでした。

以前ヘルメットに刻んでいた「死攻」は昨年、一昨年あたりからやめていたそうですが、完全にもう卒業。技術的にも次のステップに進んだと言えるのではないでしょうか。

ラニスカ・ゴラでも調子のいい、今のままの滑りで臨むという湯浅直樹

自分の取り組んでいる滑りにしっかりと結果も伴って、方向性も間違っていないと確認できたこと、そして自信をもってレースに臨める状態であることは、表彰台に立つ日がもう目前であるということに疑う余地を与えない「確かなもの」が彼のなかで確立したのだと感じました。

次戦、スロベニアのクラニスカ・ゴラ、ぜひナマでJsportsをご覧いただくか、FISのHPライブタイミングで湯浅直樹を応援ください。いっしょに叫びましょう!!

 

あ、叫ぶといえばシュラトミングのときは「じゃぱーーーん!」で今回は「バンスコー!」でしたね。笑

湯浅直樹さん、2本目のゴールで叫ぶのは、次はなんでしょう?笑

 

自身のブログでも「残り2戦、、皆様をタップリと興奮させれたらと思います。」といってくれているので、期待しましょうね。

http://ameblo.jp/naoki-yuasa1321/entry-11170056094.html

 

次戦クラニスカ・ゴラは3月11日の日本時間17時30分開始です。その日は私も東に向かって黙祷を捧げてから撮影に向かいます。

 

 

先日のブログにも書いた清澤恵美子選手も、自身のブログで今後の予定を書かれています。

http://ameblo.jp/emikiyo/entry-11170802829.html

 

ドイツのワールドカップには行かず、スウェーデン・オーレのワールドカップに出場する予定とのこと。全日本スキーチームの結論とのことなので、塾考の上だと思います。

本人の希望はあくまで2戦ともに出場のようですが、ワールドカップ出場が1戦だけになるのは私としては残念です。(おまえ、そんなこと言っても、撮影には行けないんだろーと言われるとその通りではございますが。苦笑)

今回のワールドカップに出る出ないの問題は、清澤恵美子選手をサポートする全ての方々が先先を見越して先手を打って、自ら動いて、大人の交渉もして、努力しての結果なのであれば仕方がないところだと思います。

私が心配なのは、(女性にこんなこと言うのは失礼かもしれませんが)彼女はもう28歳だということ。

ワールドカップ選手としてこれから上位進出、表彰台を狙うには、残された時間はそれほど多くはないということです。

少しでも多くのワールドカップの舞台の経験とともに、上位進出のチャンスを奪ってはならないと思うのです。

でも、決定ですからこの話題はこれで終わりにしましょう。オーレ・ワールドカップでの清澤恵美子の快走を期待して。(3月10日がオーレSLです)

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写真はアンドラ・ソルダウSLでの清澤恵美子選手。ジオ撮影です。