アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ベアト・フォイツ、地元ウェンゲンで勝利 W-CUP DH

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地元スイスのベアト・フォイツが第82回のラウバーホーンレーネンを制し、ウェンゲンは熱狂の渦と化しました。

今日も雲ひとつないウェンゲン、前日までとは変わり少し冷え込んで絶好のレース日和となりました。

16番スタートのベアトがそれまでトップのライヘルトからラップを奪うと、場内アナウンスは大絶叫!声がひっくり返りそうでした。それとともに大観衆もそろって「万歳!」。

絵に描いたような地元スイスの勝利で万々歳なウェンゲンの一日でした。

下の写真はゴールでスライディングしながら万歳!のベアト・フォイツ。マルコ・トラバッティさん撮影です。(ちなみにBeatはベアトと表記するのが一番ネイティブに近いです。日本のメディアのみなさん、「ビート」じゃないですよ!笑。なんでも英語読みすりゃいいってもんじゃないですよ、ほんと)

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これでベアトがDH種目別トップに立ち、ボディからレッドビブを奪いました。24歳のベアトが一躍、今季のスターダムにのしあがってきた格好です。総合でも3位で、こちらもヒルシャーとイビッツァを脅かす存在となりそうです。

昨シーズンのクヴィットフェルDHでW-CUP初優勝、今シーズンのバルガルディナのSGで勝利、そして今日、地元ウェンゲンでの勝利でW-CUP通算3勝目。地元勝利は勢いがついたでしょうから、来週のキッツビュールが注目です!

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撮影を終えて、ゴールに向かう途中、盛り上がっている観客のなかでカメラを向けると、おじさんがポーズをとってくれました。ダンケ!メルシー!

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スキーを持ってこないお客さんも大勢いるので、帰りはみなで尻すべり。いい天気でスイスが勝ったとなれば、観客のみなさんも大満足でしょう。ほんとに楽しそうでした。

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明日はSL。天気はよさそうですが、気温は少し心配です。まったく太陽があたらない日陰の1本目はいいとしても、2本目は気温が上がって荒れることが予想されます。

SLはこれまで5戦を消化。最終戦を除けば残りも5戦。湯浅と明には明日でもう後半戦に突入するSL戦線でなんとかいい成績を残してほしいものです。