アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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アルタバディア到着

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アルタバディアに着きました。

今朝のスイス、チューリッヒは小雨でした。

まだ明けきらない朝8時30分、レンタカーを走らせて一路、イタリアのアルタバディアを目指します。

オーストリアに入ってザンクト・アントンの手前ぐらいから降雪となりました。ここはちょっとした峠なので、走行車線も追い越し車線もトラックが立ち往生。

進行方向とは全く違う方向を向いた牽引車のタイヤが苦戦のあとを物語っていました。

 

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それでもたいした渋滞に巻き込まれることもなく、順調にインスブルックを経由してイタリアに入るブレンナー峠を越えるころには太陽が顔を出しました。

「これだったら今日のバルガルディナのダウンヒルはレースできただろうな」と思いながらアルタバディアに到着。

お仲間のカメラマンにバルガルディナの状況を尋ねると、「レース途中で風が強くてキャンセル」とのお返事。

あらあら、雪が降ったは降ったで今度は強風でキャンセルとは今季のワールドカップは不順な天候に悩まされ続けますね。

ついでに「どっから来たの?」と聞かれたので「東京から」と答えると、

「Good choice!」と言われました笑。

バルガルディナから峠越えで1時間、アルタバディアまでの移動、メディアの皆様、お疲れさまでした。

今日のバルガルディナDHは21人滑ったところで強風のために中止。この代替レースは年末のボルミオにくっつけるのが順当かなと思います。

アルタバディアの気温はマイナス1℃。道路の雪もべちゃべちゃで湿気を含んでいますが、日本チームの長田コーチによるとスキー場の雪は湿っぽくはないそうです。

今日は雪の状況が悪いのか、GSのコースオープンはなしとのこと。例年ならば氷の急斜面が我々カメラマンの度胸試しになるのですが、今年はどうなるでしょうか。

明日はそのGSの聖地と言われるコース名、グラン・リサで今季GS第4戦。

第1戦と第3戦に勝利し、レッドビブのテッド・リゲティと第2戦優勝のマルセル・ヒルシャー、そして成長著しい20歳の新鋭、アレクシ・パンチュローの三つ巴の戦いに注目です!

また、残念ながら日本人選手の出場予定はありません。

冒頭の写真は道路から見たアルタバディア、グラン・リサ。