アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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キューシュ貫禄勝ち W-CUPクヴィートフィエルSG

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キューシュが貫禄をみせて今季SG初勝利、W-CUP通算17勝目をあげました。

今日の勝利でSG種目別もトップに立ち、最終戦は事実上2番手のイビッツァや他の選手の成績にかかわらず、7位以上でSGの種目別タイトルが決まります。

SGは全7戦ですが、ここまで6戦すべてで勝者が異なるという大混戦状態。

まだイビッツァに加え、ヴァルヒホッファーやヤンカ、ライヘルト、バウマンまで種目別チャンプの可能性は残されています。水曜のDH、木曜のSGと来週は白熱の戦いが展開されるでしょう。今から楽しみです。

今日の3位はヨハキム・プックナー(オーストリア)。

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ワールドカップは初の表彰台です。世界選手権前のシャモニーDHでは4位に入っていました。23歳の若手ですが、彼も2007年のジュニア世界選手権でSG2位という成績を残しています。

一昨日の勝者ベアト・フウツとともに、若い世代の台頭をシーズン後半に見ることができ、来季への楽しみも増えました。

下の写真はアレ撮影。今日は私にとっては初めてのクヴィートフィエルSGの撮影で、ポジションを決めるのに苦労しました。2年前は降雪キャンセルでまったくコースにも上がらなかったものですから。

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実は冒頭の写真は右側から撮っていますが、最初は左側、もっと選手の正面に撮影ポジションを決めていました。

ちょっとここは無理かなという危なそうな場所だったのですが、案の定。FIS役員のヘルムートに、

「You are too young!」と言われてしまいました。

これは、「こんなとこだめに決まってるでしょ、まだまだ君は経験ないねー!」という意味ではなく、「まだ死ぬには」という意味です。

彼はとっても紳士なおじさん、いやおじいちゃんといった風情で、彼がそこはだめだねーと言うと、カメラマンはみな素直に移動します。それくらいナイスガイ。今日も彼の「殺し文句」に素直に移動しました(笑)。

今日はこれからオスロに移動。空港近くに泊まって明日早朝にミュンヘンへ飛び、最終戦の地、スイスのレンツァハイデに入ります。

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最後の写真は「キューシュおじさん」の笑顔。「私だけ」を見てくれました。(しつこい? だって、このときはみな今晩の飛行機で移動らしく急いでいて、私しかカメラマンいなかったんですよ笑。え?やっぱり野郎は面白くない?あと数日お待ちください、すぐに可憐なレディーたちの写真をお届けします笑。)