アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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蛍雪のとき その3 ゲッチェンSG

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昨日の夕方、ドイツのビショフスヴィーゼンに到着。

今日のレースは「三度目の正直」なりました!(疫病おやじ返上なる!笑)

ビショフスヴィーゼンのホテルから車で数分、とってもローカル、Tバー3本、ペアリフト1本のゲッチェンスキー場でのFISレース、女子SGでの新井真季子選手です。(冒頭の写真)

8時30分からと11時30分から1日でSG2本。91人参加でレースは行われました。有名どころでは、マリア・リシュの妹、スザンヌ・リシュが出場。2戦目に優勝しました。

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写真は1レース目のスザンヌ・リシュ。

新井真季子選手は2戦ともに54位でラップに3秒以内につけましたが、惜しくもベストポイント更新はなりませんでした。

しかし、私は恥ずかしながら初めて彼女の滑りを目の当たりにして、ちょっと感動しました。

全日本ナショナルチームのジュニアA指定選手なので、当たり前といえば当たり前かもしれませんが、スピードにのって果敢にコースを攻めていく彼女の滑りを初めて見たので(すいません、疫病おやじで苦笑)、思っていたよりも

「迫力あるじゃん!!」と素直に感じました。

「これはちょっと将来楽しみ。これから素直にすくすく成長して欲しいな」と親心のような気持ちにもなりました。

ドイツ語の日常会話は苦にしない本人はそれほど感じていないかもしれませんが、私にとっては、毎レース、外国人に囲まれた「完全アウェイ」のなかで一人、東洋人として奮闘しているように見えます。

そのせいもあるかもしれませんが、日本でいろんな選手を見ているよりも、よりいっそう、今日の彼女の滑りが私の脳裏に強烈な印象を残してくれました。

最初に撮ったティオンの転倒も忘れませんが、今日のジャンプの写真もずっと忘れることなく近い将来の思い出話のひとつとなるような気がしています。

彼女は地元、岐阜での全国中学校スキー大会でGS、SLの両種目優勝を成し遂げ、将来有望な選手としてオーストリアに渡りました。

もし彼女が近い将来、ワールドカップに出場して常に2本目に残って活躍するような選手になれなかったら、他にいったい誰がなれると言うのでしょう?

私見ではありますが、正直申し上げて、日本とヨーロッパを行ったりきたりの今の日本女子チームの練習と試合の臨み方では、こちらで切磋琢磨している新井真季子選手とこれからどんどん、差が広がっていくように思います。

つまり、少し大げさかもしれませんが、まだ17歳の彼女の双肩に全日本女子チームの将来がかかっていると言っても過言ではないと思うのです。

全中優勝者が、オーストリアで生活して、精一杯トレーニングをして、スキーをして、レースを転戦して、それでもワールドカップは届かなかったとなったら・・・。

彼女のコーチである森卓人さんもその気持ちを持って、オーストリアで必死にがんばっています。

明日、あさっては同じコースでGS。新井真季子選手にご興味をお持ちくださった方は、

http://www.fis-ski.com/uk/604/613.html?sector=AL&competitorid=145514&type=result

で彼女の成績を追えますので、ぜひ継続してご覧ください。

私は明日、タルビシオのW-CUP女子SCを撮影予定です。

下の写真も新井真季子選手。

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