ティナ・マゼが世界選手権初優勝、得意のGSで金メダルを獲得しました。
今朝は曇天のガルミッシュ。スタート時間が近づくにつれ、白く濃いガスがコースを覆いました。
それから我々フォトグラファーは待つこと3時間、延ばしにのばしたFIS役員の執念が実ったのか、レースは無事12時にスタート。最大1分45秒あったインターバルを1分にして「あわただしく」レースが行われました。
今日も雪面硬化剤(塩)をまいてのレースとなり、スタート順が早い選手が有利となりました。
日本人選手も星瑞枝、長谷川絵美、花岡萌の3人が出場。
星が惜しくも1本目31位で2本目1番スタートをゲットできず、最終的には彼女の40位が日本人最高位でした。
星は2本目、私のすぐ横で腰がおちてスキーが抜けて転倒しそうになるのをなんとかこらえたものの、ほとんど停止。次の旗門には漕いで入っていきました。
写真は1本目44位だった長谷川絵美。2本合計で41位。
花岡萠の写真は2本目のインスペクション。おとなりは女子新コーチではありません。彼女のプライベートコーチです。
3人には土曜のSLで1本目なんとか30番以内にくいこんでほしいものです。
表彰式では終止笑顔だったティナ・マゼでしたが、スロベニア国歌が流れると目に涙があふれました。
ほんとに美しい涙でした。
今日は女子GSと同時にとなりの山で男子GS予選が行われましたが、大越龍之介はエントリーせず。明日の男子GSは日本人選手は出場しないのかと思いましたがさにあらず。
大越が48番スタートです。日本からも応援よろしくお願いします!!
そして昨日、ライヒの「まだ2レースでメダルを獲るチャンスを逃して世界選手権を去るのは残念だ。しかし、自分はここから奮起する。」とのコメントが、記者向けのリリースとして流れました。
イビッツァもグランジェもその他多くの選手がケガから戻ってきました。ライヒも来シーズンの早い時期での復帰を期待しましょう。