アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

レビ雑感

スポンサーリンク

帰国後に雑感ブログをと思っていたのですが、乗り継ぎのフランクフルトで機体トラブルのため7時間の出発遅れ。暇なので帰国前にアップすることにしました(笑)。

 月曜の昼、キッティラ空港に向かうバスの中から町の大きな気温計を見るとマイナス14℃。多分、山の上に行くと温かく感じるんだろうなーと思いながら「また来年」とレビを後にしました。

 女子は前日のコースオープンができなかったので、土曜のレース当日のインスペクション前に1本、コースオープン。 

f:id:shinfotograf:20181116160141j:plain
「もう一本行ってもいい?」とジョークを飛ばしたキルヒガッサーとホスプ。2人がインスペクション待ちのスタートハウス内景です。f:id:shinfotograf:20181116160927j:plain

そのキルヒガッサー、ゴール時点でラップでガッツポーズ。彼女の喜んだ姿は初めて撮りました。ずいぶん活躍している印象なのですが、ワールドカップは未だ1勝。SLは4位が最高なのでオーストリアチームのなかでは伸び悩んでいる部類に入ってしまうのかもしれません。美人レーサーなのでもっと目立ってほしいですね(笑)。

f:id:shinfotograf:20181116161039j:plain

日曜の朝、ゴンドラを降りてレースコースの反対側に歩いていくと太陽が空を赤く染めていました。レビの小山から見る景色はどこまでも平原のようで、北の果てまで来てるんだなーと実感します。

スウェーデン人カメラマン氏によると、キッティラ空港の冬の利用客数はヘルシンキ空港に次ぐ国内2番目の多さだそうで、オーロラやサンタクロースでも冬の観光産業が成り立っているのだと思います。

「住めば都」なのかもしれませんが、正直、そんなロマンチックなものでもなければ、壮大な高峰があるでもなく、美味しい名産があるわけでもない、ただただ寒い北限の地で、「なんでこんなとこに住んでいるの?」と思わずにはいられないのがレビでございます。 

f:id:shinfotograf:20181116161149j:plain

前述の女子コーチ、エルンスト。「僕なんか写真映えしないよーー」なんて、とっても日本人のようなご謙遜で写真に収まってくれました。(笑)

ご覧のように日本チームは今回からニューウエアになり、これでほとんどのチームが2010/11シーズンウエアに切り替わりました。

が、しかし、可哀想なのがノルウェーチーム。レースワンピは今季ものですが、ウエアはまだ昨年もの。北米シリーズあたりからはニューウエアにしてあげて欲しいものです。

f:id:shinfotograf:20181116161226j:plain

昨年までミズノだったクロアチアチームは今季からコルマーになりました。これも時代の流れでしょうかね。日本メーカーのウエアが全盛を誇った時代は私の若い頃ですから、けっこう前ですね。

かつてはアシックスのウエアを着ていたオーストリアチーム。絶対的なエースだったライヒにかげりが見え始めてきました。昨年はヴァルディゼールスーパーコンビの1勝のみ。コンスタントに上位に入ってはいますが、アルペン大国オーストリアの期待に応えているとは言いがたいと思います。 

f:id:shinfotograf:20181116161313j:plain

今回はこのライヒに続き、ヘルブストとヒルシャーまでコース外を降りてきたものですから、「あらあら、オーストリアチームはどうしちゃったの?今日のセッターは?」と思って確認すると、またもや「あらあら」。今回は自国のコーチにやられちゃったようです(苦笑)。

さて、一番心配なのが明の首の状態です。キッティラからヘルシンキに向かう便の中でもチェコのコーチに「明は大丈夫か?」と聞かれました。

彼のツイッターによると首に注射を打ったようで、全治2週間とのこと。次のヴァルディゼールに向けて順調に回復することを期待しましょう。

そして自身のブログで「ダサかった」と振り返っている湯浅に、次回はさらに気合いの入った滑りを期待したいと思います。

では、そろそろ帰国便も2階建ての大きな機体で姿を現したのでこの辺で。