アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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雪のザルツブルグにて

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昨日はシュラトミングからザルツブルグまで北上。町中を観光してきました。

写真はホーエンザルツブルグ城からの風景

今日はこれからクラニスカ・ゴラに向かいますが、今朝起きてみたら雪が降っていました。まだ止んでいませんので慎重ドライブで行こうと思います。

では、シュラトミング雑感を。 

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シュラトミングのスタート景。スタート直後はテレビで見るより急で、ゴールから見える「正面バーン」に入る前までの中斜面も簡単なセットではないようです。

おまけに今年も例年とおりコースはじまでインジェクションが打ち込まれ、ガチガチ。アイゼンに履き替えるときも片足はスキーをはいてエッジをかませておかないとこける危険大有りです(笑)。

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一応、雪面を撮ってみましたがわかりますかね? これをご覧になってすぐご理解いただける方はかなりなレース経験をお持ちの方だと思います。

「スタートハウス滞在時間」が最も長いのはおそらくマンフレッド・プランガー。

インスペクション前もスタート20分くらい前もご覧のように集中しっぱなしです。 

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彼はインスペクションにも時間をかけるほうですし、動作を見ているとポールセットをしつこいくらいに頭に叩き込んでいるようなので、レースの日はかなりの集中で終わったら疲労困憊なのではないかと心配してしまいます。

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スタートバーの前に早めについてコースをじっと見ている選手、SLのときは「go」と言われるまでうしろにいて前に出ない選手、いろいろですが、ボディは前の選手が出るとすぐ自分も前に出て、しばらくコースというか、遠くを眺めています。あの瞬間は何を考えているのでしょうか。本人に聞いてみたいですね。

キッツビュールではインスペクションしておきながらレースには出なかったボディ。遅ればせながらこの日のインスペクション前にノイロイターを祝福していました。

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観衆は今年も4万8千人。

そして今年も聞いてみました。

たまたま隣り合わせたカメラマンがシュラトミング在住の人で、去年とは違う人だったので「なぜ、火曜の夜にこんなに人が集まるのですか?」

その方も去年の方同様、しばらく首をかしげて考えたあげく、

「ユニークなレースだし(ナイタースラローム)、観光協会も一生懸命だし、VIPを大勢呼んでるのでそれ見たさもあるんじゃないかな。」というお返事。

やっぱり、「これっ」という理由があるわけでなく、地元の努力とレースそのものの面白さが人をひきつけるんですね。

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表彰では派手な噴射。でも実はこれ、手前にも小型のが仕込まれていて3人のまえでも「噴射」するはずが、この台ごと移動中に「早漏」(失礼、女性のみなさま。ごめんなさい。41歳のおっさんだから許してたもれ)してしまい、後方のみ。(笑)

お口直しに、いや、その表現はよけいまずい。(笑)えと、お目め直しに、シュラトミングコースの全景です。

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さて、明日からのクラニスカ・ゴラ。アデルボーデンキャンセル分を含め、金土がGS、日曜がSLです。

GSには大越龍之介と石井智也が出場予定。

ラニスカ・ゴラのGSコースはびっくりするような急斜面はないものの、斜面変化が多く振ったセットが立つことが多いので簡単なコースではありません。

日本の次世代、21歳の大越と20歳の智也がどんな滑りを見せてくれるのか、要注目です。

いよいよ、SLもオリンピック前最後のレース。オリンピック後はノルウェーのクヴィットフェルでのSG、DHと最終戦ガルミッシュ・パルテンキルヘンの2会場のみ。

昨シーズンは最終戦出場ゼロに終わった日本チームにとっても、今季はワールドカップスタンディングの25位以内に入ってガルミッシュ行きの切符を確保してほしいところです。

ワールドカップスターティングでも明が28位、湯浅が29位です。

20位のロッカが引退、13位のグランジェもケガなのでおそらく明が26番、湯浅が27番から29番のいずれかのゼッケンになると思います。(ボディが出場なら1番ずつ下がるでしょう)

 

また、昨日のアクセスが記録更新しました。(5929/1日アクセス数)

コメントもたくさんいただき、どうもありがとうございます。

みなさんご心配されていた湯浅もブログ更新していますので、励ましがございましたらどうぞ彼のブログにコメントください。それが彼の大きな力になると思います。

また彼だけでなく、日本チームや多くのアルペンスキーレーサーたちの肉声やナマの表情をお届けできるようにがんばります。