アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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キューシュがラップ ウェンゲンDHトレーニングラン

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今年のトレーニングランもキューシュがラップを奪いました。

今日も快晴のウェンゲン、天気予報をみてしっかり予定変更したFISの運営が成功でした。

おまけに今年は雪が豊富で、コースも本来のものに近いのではないかと思います。写真的にもいい感じです。

恒例の写真、フントショフのジャンプも例年より「飛行時間」が長く、「高度」も高いです。

ここのジャンプは写真の下の雪面で踏み切るのではなく、その15mほど手前に(写真でいうと奥になりますが)もう一段あってそこから飛んでくるのです。

よって、その年によっては雪の関係かその前のターン構成の関係か、写真の下にある雪面にくっつくくらい「低空飛行」のときもあります。

キューシュは3秒くらいの滞空時間を終えて着地すると同時に、

「おうう!」

と発声。おっさんくさかったです。(笑)

しかし、笑ったのも束の間。その直後にスキーが雪面を

「ぐわーーーーっ」と切り裂く音と

「ぶっわーーー」と体が空気を切り裂く音が混じって

あっという間に視界から消えていくそのスピードに圧倒されます。

今年はいい感じです。が、しかし、この見事な青空バックが望めるのは今日くらいかもしれません。明日は天気予報で雪。もう早々と明日のトレーニングランはなしと決まりました。

今週は現状、明日が雪で木曜も雪、金曜が曇りのち晴れで土曜が晴れ、日曜が曇りという天気予報です。

SLの日曜も晴れてほしいものです。

今日はラップでしたが、実はキューシュ、ウェンゲンでの勝利はありません。過去に2位が2回。キッツビュールでは2回勝っているのですが地元スイスのウェンゲンで勝っていないのです。

昨年はチームメイトのデファーゴに「先を超された」だけに今年は気合い入っていると思います。 

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しばらくこのブログでは「ごぶさた」だったナトコ・ディム・ズルンチッチですが、「まくり王」らしく今日は62番スタートから16位でした。

彼にはしっかりと顔を覚えられ、いつも向こうから「ハロー」と声をかけてくれます。ダウンヒルには日本人選手が出なくなって久しいので、心のなかでは彼を応援しています。「がんばれー!」

ナトコの頃には横から縦に構図を変えて撮っていました。毎年いろいろ、試行錯誤。でも、明日はしっかりお休みです!(笑)