アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マックス・ブラルドーネがグラン・リサを制す アルタバディアGS

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今朝、車にエンジンをかけると気温計がマイナス21.5℃と表示されました。

もうここまでくるとマイナス10℃だろうが20℃だろうが体感はいっしょです。(笑)

寒さのせいで少し重くなったギアを切り換えながら、まだ暗い朝8時前にプレスセンターに車を走らせました。

ゴンドラで上に着くとアウディR8の精巧な雪像が迎えてくれました。ご覧のように見事なものです。

朝からきれいな雲ひとつない晴天でしたが、ここのコース、グラン・リサには全く関係ありません。北向き斜面なのでまったく陽があたらないのです。

案の定、斜面はどこまでも氷。アイスバーンが腰をひけさせてくれました。いいわけですが、斜面をおりるときは右膝のこともありいつもに増して慎重に横滑りしていきました。

1本目のあとにコースを降りたのですが、溝らしきものは皆無。一部、腰のひけたカメラマンをのぞいては今日は絶好のコンディションでした。(笑)

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写真はマッシミリアーノ・ブラルドーネのスタート。いつも眼球を見開き、舌を出して「顔面気合」満々でスタートバーを切っていきます。

昨シーズン、一度も勝てなかった「マックス」ブラルドーネが2本ともラップを奪って完勝。地元イタリアでの勝利とGSスペシャリストとして「GSの聖地」グラン・リサを制したことは格別のものでしょう。

私個人的にも好きな選手の一人であるので、昨晩は「地元で勝ってほしいな」と勝手に願っていたのですが、シモンチェッリとのワン・ツーというおまけまでつきました。

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写真は2位、ダヴィデ・シモンチェッリ。

さて、明日は日本チームにとって今年最後の正念場。

明は昨晩のヨーロッパカップでは8位と調子をあげてきたようですが、賢太郎と湯浅は苦戦が続いています。

湯浅は1本目13位だったようですので明日に期待できるかもしれませんが、ヨーロッパカップでも成績を残せていない賢太郎は心配です。

とにかく明日が年内最後のレース。コースコンディションは絶好ですのでなんとか3人とも成績を残してほしいものです。がんばれ!日本チーム!