アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ずっと冬です。

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しばらくのごぶさたです。

東京はここ数日、雨が降り続きましたが今日はさわやかな快晴。気持ちのいい土曜日です。

東京マラソンのあとも、野球やサッカー、陸上、ボクシング、ビーチバレーなどいろいろなスポーツを撮影していました。

まだまだ雪がありスキーの撮影もできるところではありましたが、仕事もちゃんとしなければスキー撮影自体もままならなくなるということと、国内は依頼されるようなスキー撮影はなかったので、自粛?(笑)しました。

もちろん、毎冬ヨーロッパでのワールドカップ撮影がまったくお金になっていないわけではありませんが、正直、「40歳の働き盛り」が実働50日間で稼がなければならないであろう額には及びません。(これって日本人男子に刷り込まれた労働に対する勤勉な感覚なのか?とくだらないことをふと考えてみたりもしますが)

それはやはり、「旅費」がかかることがすべての原因です。航空運賃、レンタカー代、ホテル代の「3大経費」が「稼がなければならない額」を圧迫するのです。

実はこれはスキーの撮影だけの話ではありません。

フリーランスのスポーツカメラマンの現状をほとんどの方はご存知ないとは思いますが、日本で最もフリーのカメラマンが多いと思われるサッカーの世界でさえ、海外には自費で渡り、撮影したものを営業をかけて買ってもらうというのが現状のようです。

某有名スポーツ雑誌で毎号のように名前を見る知人のカメラマンでさえそうなのですから、他の多くのカメラマンも「推して知るべし」です。

現代はフリーランスのスポーツカメラマンは冬の時代といったところでしょう。

ま、フリーカメラマンなんてフリーターと紙一重なんて自ら言ってますけど(笑)。私の場合は撮影するものもずっと冬ですけど、何か?(笑)

スキー界のメディアもここ何年か「冬の時代」であることは間違いないでしょう。日本人の活躍度合いにもよりますが、アルペンスキーは年々、肩身が狭くなってきている感じがするのは私だけでしょうか。

世界的大不況とか100年に一度の不況とかトヨタの決算が赤字とか、世間は不況のオンパレードですが、スキー界はもっと前から「不況」だったように思うので逆に考えれば、「不況がどうした?」とも感じています。

「逆風」の環境かもしれませんが、私自身は自分のやりたいこと、やれることを粛々とやっていきたいと思っています。

しばらくブログを「沈黙」させていたのには理由があります。ま、そんな偉そうに言うことではないんですが、今月中には形になるものでお知らせできると思います。

写真は3月16日、帰路途中のスウェーデンの風景。