アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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リゼルー2勝目 クラニスカ・ゴラSL

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ジュリアン・リゼルーが世界選手権前からの勢いをそのままに逆転勝利をあげました。(写真は表彰で3位ノイロイターにシャンペンを浴びせてもらう?リゼルー。)

今日も気温は高かったのですが、コースは昨日同様すばらしいコンディションでした。

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2本目でグランジェが失敗して最下位に沈み、ヘルブストはコース前半でコースアウト。スラロームの種目別チャンピオンは首位グランジェと2位コステリッチが49点差になり、同時にヘルブストの夢は今日でついえました。

SL種目別チャンピオンは3位プランガーまで権利があり、最終戦のオーレで決着をつけることになりました。

グランジェには昨年の悪夢がよみがえっているかもしれません。

去年の最終戦ボルミオは、2本目の後半でコースアウトしそうになり失速。手中におさめかかった種目別タイトルをまさに目前でメルグに奪われたのでした。

今年の相手はコステリッチ。2年越しの種目別クリスタルトロフィーを手にするか、最後の最後まで目が離せなくなりました。

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ゴールで落胆を隠せないグランジェ。

そして、わが日本の明が15位。今季初めて順位を残しました。

1本目はラップのラッツォーリに1.18秒差。

「いつも」の明がやっと見れたように思いました。「復活」と言っていいでしょう。ヨーロッパカップの最終戦でもいい滑りをしてほしいと思います。

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そして今日で事実上、今季のスターティングリストの下位順位が決まりました。

賢太郎はぎりぎり59位で来季のワールドカップ出場権を確保しました。

実は今日、もし賢太郎の順位をおびやかす選手が2本目に残ったら、

「ころべーーーころべーーー!」と念じようかと思ってました。(半分冗談ですよ)

今季スタンディングは湯浅が37位、明が49位、賢太郎が59位で終えました。満足な選手はいないでしょう。日本でテレビを見て応援していたみなさんもストレスがたまったシーズンだったのではないかと思います。

他のスキー競技では優勝がいくつもあって話題になっているようですが、私個人的な気持ちは、

「そんなのかんけーねー」(小島よしおはまだテレビで見ますか?)。

どの競技が一番かなんてくだらないことを考えているのではなく、今季も苦しみもがいて必死に全力を尽くして3人が戦ったことは確かだと言いたいだけです。

また来季、オリンピックシーズンの3人、いや、大越や石井智也を含めた日本チームに期待したいと思います。

私はこれからミュンヘンへ向かい一泊。明日、オスロに向かいます。