アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ザグレブ雑感

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帰国してから暖かい日が続いていて気持ちがいいです。帰って来るたびに思うのですが、やっぱり日本が一番です。なんてったって日本語通じるし。

 クロアチアザグレブは思っていたより大きな街で、繁華街には人が多く活気がありました。

 選手もプレスもみなウエスティンホテルに泊まったのですが、不便なことは一切なく、快適すぎるくらいの2日半でした。

 レースの朝の6時50分、各国の車が何十台と連なってホテルからレース会場に向かう姿は壮観でした。半分はアウディのA4やA6、車の腹に各国チームの名前が入っているかっこいいやつです。

 日本チームのレガシイもそれに続いていきました。

 車の列が通過するあいだ、どこの交差点も完全ストップ。各所で一般の車や路面電車は15分は足止めをくらったことでしょう。

 日曜の早朝なので、そんなに問題はなかったのかもしれません。それでも列の最後尾につけたプレス用大型観光バスの座席に座りながら、

 「やることがオリンピック並み」と思いました。そして、組織側の力の入れようが感じられました。

それは今回よばれたゲストにも現れていました。

 神様、インゲマル・ステンマルク

鉄人、マーク・ジラルデリ

そして爆弾男、アルベルト・トンバ 

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豪華な豪華なスリーショットでした。

レースコースはスキー場というより、「ちょっと裏の小山」という感じで完全なる人口降雪。軽井沢プリンススキー場に似た都会的な感じでした。コース全長が短いのでスラローム以外の競技は無理ですが、今回のように氷の斜面をつくれば十分ワールドカップのコースとして通用すると思います。

おとなりのスロヴェニアのクラニスカ・ゴラから車で3時間弱、それほど遠いとは感じなかったザグレブ。もしかしたらこれからクラニスカ・ゴラとセットでワールドカップが開催されることになるかもしれないと勝手に想像してしまうくらい、今回の大会は成功だったと思います。地元としてはさらにコステリッチが勝てば成功の上に「大」がついたことでしょう。

2本目は明と湯浅のスーパーランを信じてゴールにいました。コステリッチがラップタイムでゴールすると、地元観衆は大喜び。私は正直、コステリッチに勝たしてあげたかったです。マットよ、空気よめ!と。グランジェもモエルグも今日はポイントとれてないからいいじゃん!と。2位にしとけ!と。

いやいや、プロとして相手に対して失礼ですよね。手加減するなんて。

ワールドカップも終盤戦。最後の最後になって、あのときにポイント取っておけばなんてことになりますから。きっと。