アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

ザグレブ スラローム

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20180704163400j:plain

 今季、一番喜びを感じたのは今日かもしれません。

撮影位置はゴール前の斜面の変わり目のところで、かろうじて大画面映像が見えるところでした。撮り終えると、滑る後ろ姿と画面を交互に見ていました。

1本目、明がゴールして5位!しかもタイム差0秒38。心の中でガッツポーズ!

賢太郎はゴール時点、20位。1秒64差、よしよし、2本目はいける!

そして湯浅が素晴らしい滑りをみせ、9位! 声に出して「よっしゃー!」と小さく叫んでいました。

今日のコースは完璧といえるくらい蒼氷が露出したカチコチのバーンでした。

そのせいでしょう、結果的に1秒64で賢太郎は2本目に残れない34位という厳しいものでした。

結局、明は7位、湯浅は15位と次につながる良い結果を残しました。

もちろん2本揃えなければ1本だけタイムが良くてもだめなのですが、1本目の2人の滑りに、日本チームの光明が見えたように私は思います。

前にも書いた、「私の予感」、もう半分あたった気がしています。

次のクラニスカ・ゴラは大いに注目してください。 

f:id:shinfotograf:20180704163839j:plain

今朝、エレベーターのなかでばったり賢太郎に会いました。試合の朝、30Kgのウエイトをあげて脚の筋肉を起こしているそうで、「そうしないと膝が痛くなるのです」と話してくれました。

彼のブログにもあるように、バンクーバーへ向けての今年はまだまだ準備のシーズン。あせらず確実にワールドカップで順位を残すことに専念して欲しいと思います。「辛抱」だと思います。

生田は前にも書きましたが、ノミの心臓に毛が生えたはずが、またもとにもどってしまったような滑りが続いています。

彼の言動を見ていると、昨シーズン得た自信を完全に失っているように感じます。

「いくさん」は気持ちの問題。私はそう思います。こればっかりは本人が奮起するしかないでしょう。

ザグレブからザルツブルグのホテルまで5時間、ノンストップで車を走らせました。途中、ザグレブ郊外の夕焼けはとてもきれいでした。

クロアチアザグレブ、またぜひ来たい会場のひとつになりました。