毎年、1月末の火曜日の夜、5万人の観衆がつめかけるスキーのレースがある。
ここアルペンスキー王国、オーストリーで最も多くの観衆を集めるレースのひとつであるシュラトミングのナイトスラローム。
選手によっては、ゴールに向かっていくと大観衆のなかに飛び込んでいくようで、すごく気持ちがいいというレースである。
実際、地元オーストリーの選手が滑るときには地鳴りのような大歓声がシュラトミングの山々にこだまする。
今日の勝者はその地元オーストリーのエース、ベンヤミン・ライヒ。
「真打登場」に5万の大観衆は大満足の一日だったろう。
勝つべきレーサーが勝った。今日はそんなレースだった。
我が日本チームはスラローム3戦連続して誰も2本目に進めないという結果に終わった。
これから、世界選手権の出場種目まで少し期間があくだけに、良い調整を施し、調子を立て直して後半のレースに臨んで欲しいと思う。負けるな!ニッポン!